Op.4がendを迎え、『Slow Luv』の本編は完結です。ここまでお付き合い頂きまして、ありがとうございました。あとSideを2本ばかしUpしますので、引き続きお楽しみ頂ければ幸いです。
この話の登場人物にモデルはおりません。
ただ色恋沙汰以外の音楽的エピソードは、私の体験や実際の時事が参考になっています。
少しはかじったクラシックの世界でしたが、いざまとめるとなると、こんなお遊びな話でもいろいろ調べることがあって、知ったつもりでいたことも多く、ポケット楽典やらを取り出しては、頭をひねることもありました。調べたことは自分の中での裏付けする=自己満足がほとんどで、話に反映されているかどうかは怪しいところです。
あと『音』を文字にするのが難しい。ここに出てくる曲を知らない人に、良さを感じてもらうのはどうしたらいいのか。そりゃ世に言う『ボーイズ・ラブ』(登場人物達が年食ってるので、あてはまるのか、この言葉?)なんだから、当然メインは恋愛方面、そんなに曲について書くこともないとは思ったのですが、基本的に自分の好きな曲を使っているので、ついつい書きたくなってしまうわけです。必要の有無も考えず。だからしつこいと思われた方もいらっしゃるでしょうね。
ともあれ、好き勝手に楽しく書いて完成したのは、本当に久しぶり。産みの苦しみを友人にうだうだと愚痴ったこともありましたが、なんとか終わって良かったです。
『Slow Luv』終了後の恋愛物は、主人公が中原りく也(さく也の弟)とピアニストのユアン・グリフィスです。
続編ではないので、エツやさく也はほとんど出てきませんが、始まりましたらまた読んでやってくださいませ。更に登場人物の年令が上がりますけど(笑)
連載期間中、コメントを頂いた方、とても励みになりました。ありがとうございました。
紙森けい
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